名古屋駅

【駅のある区】

名古屋駅前

名古屋市の区分地図を開いた時、最初に載っているのが中村区です。 これが東京都の場合だと千代田区が最初なのですが、中村区は千代田区のように中枢に該当する区では決してありません。 役所など行政機能は中区にありますし、繁華街も中区が多いでしょう。 市役所のある中区ではなく中村区が最初なのには、理由があります。 その答えは単純で、名古屋駅が中村区にあるからです。

【名駅】

電車で名古屋を訪れる方の多くは、JR線の新幹線を利用されるでしょう。 面白いことに大阪方面から新幹線に乗ってきた場合、後ろの車両から降りると中村区ではなく、西区に到着するのです。 これは名古屋駅が中村区の端に位置しているからです。 ホームによっては半分中村区、半分西区となっているのです。 また、この名古屋駅がある場所の住所は「名駅(めいえき)」となっています。 そして住所には「中村区名駅」と「西区名駅」とあり、ややこしいことになっています。 ちなみにJR名古屋駅は、中村区名駅1丁目と西区名駅1丁目に跨っています。

【JRセントラルタワーズ】

中村区と言えば、なんといっても名古屋駅のある区として知名度があるでしょう。 名古屋駅のJRセントラルタワーズもとても近代的なタワービルです。 このビルは1990年に計画が発表され、1993年には旧駅ビルの解体工事が始まり、4年の月日を経て完成しました。 ツインタワーと言えば真っ先に思い浮かべるのが東京都庁でしょう。 東京都庁の高さは243m、これに対しJRセントラルタワーズは245mと、意識して東京都庁より大きく作られたようです。

【セントラルタワーズ】

JRセントラルタワーズの名前の由来、それは会社名です。 JR東海のタワーズということで、JRセントラルタワーズなのです。 JR東海の正式社名は「東海旅客鉄道株式会社」です。 そして英文社名は「Central Japan Railway Company」です。 ここにセントラルの由来があることは、知らない人も多いでしょう。