名古屋市中村区巡り

【日吉公園】

日吉公園

日吉公園の中には日之宮神社という神社があります。
この神社は、秀吉の母親が子どもを授かるようにと日参したことで有名な神社です。 もとは日吉權現と呼ばれており、その霊験により子ども授かったということで秀吉に幼名「日吉丸」を名付けたそうです。

【千成通】

その日吉公園のすぐ北側に、千成通という道路が走っています。
そしてこのあたりには千成小学校というのもあります。 千成とは秀吉の馬印である「千成びょうたん」に由来しており、名古屋の和菓子メーカー両口屋是清のどら焼きにもこの千成という名前が使用されています。 両口屋是清の本店は中区の名古屋城近くにありますが、中村区でも買うことはできます。 箱には大きなひょうたんの絵が入っており、どらやきの表面にも刻印されています。

【押木田公園】

押木田公園の一角に、下中八幡宮があります。
この下中八幡宮は日吉權現によって身篭った秀吉の母が安産を祈願したところだそうで、今でも健康祈願をする人が多いそうです。

【弥助屋敷跡】

押木田公園の北側が中村中町で、豊臣秀吉の出生地は中村公園の常泉寺ではなく、本当はここではないかという説もあります。 かつてここには弥助屋敷という屋敷があり、弥助というのが豊臣秀吉の父、木下弥右衛門の別称だとされているからです。 ここが出生地ではないとしてもここに秀吉の父の屋敷があったということは、秀吉にとって大事な場所であったのではないでしょうか。