中村公園

【大鳥居】

豊国神社の大鳥居

鳥居通は名前の通り、太閤通とぶつかる交差点には大きな鳥居があります。 この鳥居は豊国神社の鳥居として1929年に建てられたもので、1993年修復されて現在の姿となっています。 車も通る参道を跨ぐように立っており、高さはなんと24メートルもあります。

【豊国神社】

大鳥居から10分ほど歩くと中村公園が見えてきます。 正面にある鳥居からは豊国神社へと入れます。 豊国神社は豊臣秀吉を祭神として1885年に創建されたもので、出世、開運、茶道などにご利益があるとされています。 中村公園はこの豊国神社を中心として広がっており、神社の右側には「豊臣秀吉生誕の地」の記念碑もあります。 1536年、秀吉は木下弥右衛門の子としてこの地に生まれ、幼名を日吉丸としました。 このあたりで秀吉が育っていった様子を想像するのも面白いでしょう。

【妙行寺】

11才から秀吉に仕えた武将に、加藤清正という人物がいます。 幼名を虎之助と言い1562年にこの地で生まれ、後に肥後の国の領主となっています。 その清正が生まれたのが豊国神社の東側にある妙行寺です。 この寺は清正が名古屋城築城の際に余った材木を使って立てたお寺といわれており、寺には清正像も置かれています。 この中村公園の前の通りは清正公通と呼ばれ、かつては大変賑わっていました。

【常泉寺】

妙行寺の北側にあるのが、秀吉の植えた柊のある常泉寺です。 この寺は清正が秀吉をまつるために創建したお寺で、境内には「秀吉手植えの柊」があり、秀吉の像や秀吉産湯の井戸もあります。